2023年3月31日現在、日本の歯科医師数は385,772人であり、そのうち女性は92,599人、男性は293,173人となっています。つまり、女性歯科医師の割合は24.1%で、男性歯科医師の約4分の1に過ぎません。女性歯科医師の割合が少ない理由としては、以下のようなものが挙げられます。女性は男性に比べて結婚・出産・育児などのライフイベントが多く、仕事と家庭の両立が難しい。歯科医師は体力勝負の職業であるというイメージが強く、女性は男性に比べて体力面で劣ると考えられてしまう。歯科医師は男性社会であるというイメージが強く、女性が活躍しにくい環境であると考えられてしまう。しかし、近年では女性の社会進出が進み、歯科医師を目指す女性も増えています。また、歯科医師会の働きかけや、政府の支援策などにより、女性歯科医師が活躍しやすい環境づくりが進められています。今後も女性歯科医師の割合は徐々に増えていくと考えられますが、現時点ではまだまだ男性歯科医師に比べて少ないのが現状です。